-たるみには種類がある!エステで効果的なリフトアップケアの方法-

たるみと一口に言ってもさまざまな種類があり、たるみの種類に合わせたリフトアップケアが必要です。

今回は、たるみの種類と原因、エステでたるみにアプローチするリフトアップの方法をご紹介します。

 

 

たるみの種類

 

たるみは主に5種類に分類されます。

自分の肌のたるみはどれに該当するかを知り、正しいケアをするとたるみ予防・改善につながります。

 

 

真皮老化たるみ

 

真皮老化たるみは代表的な肌のたるみで、肌の弾力を支えている弾性繊維という網目状のコラーゲンやエラスチンの老化によるものです。

 

真皮層は表皮の下にある層で、肌の弾力や強さを維持する場所です。

コラーゲンやエラスチンのたんぱく質の線維が網状に形成されています。

コラーゲンは肌のハリに欠かせない成分で真皮の約70%を占めると言われています。

エラスチンは真皮の2%ほどあり、肌の弾力を保つために必要な弾性繊維でコラーゲンを束ねています。

 

加齢や睡眠不足、ストレス、栄養不足などによりコラーゲンやエラスチンの再生や代謝の力が低下すると、弾力がなくなって伸びてしまい、たるみができてしまいます。

 

 

乾燥たるみ

 

乾燥たるみはその名の通り、肌のうるおいが不足することで起こるたるみのことです。

 

真皮には肌構造を支える柱のような存在のコラーゲンと、コラーゲン同士をつなぎとめるエラスチンがあり、さらにその隙間を埋める成分としてヒアルロン酸があります。

ヒアルロン酸が水分をしっかりと抱え込むことで、肌にうるおいとハリを与え、同時に肌の乾燥も防いでいます。

 

しかし、加齢とともにヒアルロン酸を生み出す力が衰え、肌内部のうるおいが不足すると、たるみへとつながってしまいます。

 

肌の乾燥は空気の乾燥のほか、紫外線も大きな原因の1つです。

年間を通してUVケアと保湿は怠らないようにしましょう。

 

 

体重の増減によるたるみ

 

短期間のうちに体重の増減があると、皮膚の伸び縮みが追いつくことができず、余った皮膚がたるんだりシワになってしまいます。

 

急に太ると脂肪を皮膚が支えきれずに二重顎になったり、フェイスラインがぼんやりとしてしまいます。

 

 

無表情たるみ

 

顔のたるみは表情筋も大きく関係しています。

表情筋を動かさない状態が続くと筋肉が衰えてたるみにつながってしまいます。

 

特に最近はマスク生活や、スマートフォンを見る習慣で無表情になりやすいと言われており、知らず知らずのうちにたるみが進んでいる可能性があります。

 

無表情な生活習慣でできたたるみは、表情筋エクササイズで顔の筋肉を刺激することでリフトアップが期待できます。

 

 

うつむきたるみ

 

たるみは悪姿勢でも起こります。

猫背になりやすい方は注意が必要です。

 

パソコン作業やスマホを長時間見る習慣がある方は覗き込む姿勢がうつむきたるみを引き起こしますので注意が必要です。

 

 

たるみ肌のリフトアップの方法

 

たるみ肌リフトアップする方法にはセルフケアとエステサロンの大きく2つがあります。

どちらも重要ですので上手に使い分けるようにしましょう。

 

 

セルフケア

 

たるみを予防・改善するには、毎日のスキンケアが不可欠です。

特に紫外線ケアと保湿をしっかりと行うことが大切です。

 

紫外線は肌を乾燥させ、肌老化につながりますので、年間を通してUVケアをしましょう。

 

化粧水や美容液を選ぶ際には、ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミド、コラーゲンなどが含まれているものを選ぶと効果的です。

 

また、むくみも顔をたるませてしまいますので、セルフマッサージを行うとリフトアップに効果的です。

 

 

エステサロン

 

エステサロンはリフトアップに高い効果を発揮できるだけでなく、即効性が高い点も大きな特徴です。

 

プロのエステティシャンの知識と技術で肌にアプローチしますので、セルフケアでは行き届かないところまでケアできます。

 

エステサロンで受けられるリフトアップメニューにはさまざまな種類があり、それぞれ肌へのアプローチ方法が異なります。

サロンによって提供しているメニューが異なりますので、事前にホームページなどでチェックしてどのような施術を提供しているか確認しておくとお悩み解消に効果的です。

 

 

エステサロンのリフトアップメニューの種類

 

小顔リンパ

 

顔のリンパに老廃物や余分な水分が溜まっていると、顔がむくんでたるみにつながります。

 

小顔リンパはフェイシャルのハンドケアの代表的な施術で、エステティシャンが顔や首、デコルテのリンパにアプローチし、溜まった老廃物を押し流します。

また、顔のこり固まった筋肉をほぐしてリンパや血液の流れを促します。

 

顔に溜まった老廃物が排出され、むくみが解消されるとフェイスラインがすっきりとして全体的に小顔効果をえられるだけでなく、頬や目元のリフトアップ効果も期待できます。

 

 

ハイフ（HIFU）

 

ハイフは、肌を支えているSMAS筋膜に超音波を集中的に照射し、熱を与えることで、肌の内側を引き締め、リフトアップします。

 

ハイフはリフトアップ効果だけでなく、真皮層脂肪が刺激され、コラーゲンが増生されて肌のうるおいとハリを取り戻す効果も期待できる施術です。

 

 

光フェイシャル

 

光フェイシャルは複数の波長の光を肌に当て、さまざまな肌悩みにアプローチする、エステでは人気の高いメニューです。

 

光を当てることで真皮層にある線維芽細胞を活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進します。

これにより、肌に弾力が生まれ、たるみ改善効果が期待できます。

 

 

ラジオ波

 

ラジオ波は30～60MHzの高周波を利用して、身体の内部から温めて新陳代謝を促す施術です。

 

肌を温めることにより、むくみ改善やリフトアップに効果があります。

ほかの美容機器に比べて刺激が少なく安心して施術を受けられる点や、コラーゲン生成機能を活性化させて肌弾力をアップさせるリフトアップ効果が期待できます。

 

 

セルフケアとエステの施術でたるみ予防・改善へ

 

たるみは肌の加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少や質の悪化のほか、さまざまな原因で起こります。

 

肌がたるむとほうれい線やシワを引き起こし、表情を老けさせてしまいますので、早めの対策が必要です。

 

毎日のスキンケアや紫外線対策などのセルフケアに加えて、エステサロンでプロによるスペシャルケア受け、たるみ予防・改善を行いましょう。