ボディエステの種類 ボディケアとマッサージとの違いとは

日頃の疲れを癒したい、夏前にむくみを解消してボディラインを整えておきたい、という方もいらっしゃるでしょう。

 

ボディエステのメニューには多くの種類があり、施術の内容も多岐にわたります。

このページではボディエステの種類やマッサージとの違いなどについてご紹介します。

 

ボディエステは大きく3つに分けられる

 

ボディエステと一口に言っても幅広い種類がありますが、大きく痩身エステ、リラクゼーションエステ、脱毛エステに分けられます。

 

リラクゼーションエステ

 

リラクゼーションエステは身体に溜まった疲れを癒す効果のあるエステです。

オールハンドの施術でリンパの流れを良くして体内の余分な水分や老廃物を排出する、リンパマッサージやアロママッサージなどがあります。

 

服を着たまま受ける整体やカイロプラクティック、全身をトリートメントするボディエステのほかにも足や顔、頭のみをトリートメントするサロンなど、さまざまな種類があります。

 

痩身エステ

 

痩身エステは痩せることを目的としたエステです。
オールハンドのボディトリートメントや美容機器を使って脂肪にアプローチして、全身の代謝を促します。

 

痩身エステは部分痩せにも効果が期待できるのが特徴です。
お腹や二の腕、脚など、気になる部分に集中的にアプローチできるため、食事制限や運動では難しい気になる部位を細くする効果が期待できます。

また、セルライトの除去にも効果的です。

痩身エステで使う美容機器にもさまざまな種類があり、それぞれ身体に働きかけるメカニズムが異なります。

自分の目的に合ったメニューを実施しているサロンを選ぶことが大切です。

 

脱毛エステ

 

全身のムダ毛を処理するエステです。
エステサロンでできる脱毛は、最近では光脱毛が一般的で、ほとんど痛みを感じずに脱毛ができます。

 

サロン脱毛でお手入れをしておくと自己処理の手間が省けるだけでなく、肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。

 

ボディケアとマッサージの違い

 

身体のコリをほぐすためにボディケア（リラクゼーション）やマッサージを利用する方は多くいますが、ボディケアとマッサージの違いが分からない、という方も少なくないのではないでしょうか。

 

マッサージは疾病のある人の治療を目的として身体を揉みほぐす医療行為のことを言います。

医療行為のため、体重をかけて痛みを感じさせる行為も許容されており、マッサージを業として行えるのは国家資格の「あん摩マッサージ指圧師」と「医師」のみです。

 

一方、ボディケアは健康維持やリラックスのために行うリラクゼーションです。

ボディケアのセラピストやエステティシャンになるためには民間団体やサロン直営のスクールで学んだり、エステサロンの現場で働きながら技術を磨いていくことになります。

 

ボディエステのメニューの種類

 

ボディエステのメニューには多くの種類があります。
施術の方法もさまざまですので自分に合っているメニューを提供しているサロンを選びましょう。

 

リンパマッサージ

 

リンパマッサージはエステティシャンのハンドマッサージでリンパにアプローチし、流れが滞りがちなリンパ液の流れをスムーズにして老廃物の排出を促します。

 

リンパは血液と比べて流れが遅く、滞りがちです。

ストレスや疲労などの影響を受けやすいため、疲れが溜まるとリンパの流れが悪くなり、体内に老廃物が溜まってますます疲労感やだるさを感じてしまいます。

 

リンパマッサージで老廃物の排出を促すことで、むくみが解消されてすっきりとスリムになるほか、代謝が高まりダイエット効果が期待できます。

 

また、疲労物質が排出されて疲れが解消できたり、血流が促されることにより美肌にも効果があります。

 

リンパマッサージの特徴はソフトなタッチでさするようにリンパにアプローチする点です。

エステティシャンの手によるほどよい圧力でケアするため、高いリラクゼーション効果もある人気のメニューです。

 

アロママッサージ

 

アロママッサージはエッセンシャルオイル（精油）を使って体の凝り固まった筋肉をほぐしたり、リンパの流れを促すトリートメントです。

 

身体のコリやむくみの解消だけでなく、精油の香りによるリラクゼーション効果が期待できるのが特徴です。

そのため、精神的なリラックス効果へと導き、女性の月経時の不調を改善する効果もあるとされています。

 

アロママッサージに使われる精油は100種類以上あり、サロンによって数種類から好みのものを選べたり、サロンで特別にブレンドしたオイルを使うなどさまざまです。

 

整体・カイロプラクティック

 

整体は中国整体や日本古来のさまざまな医療法を取り入れながら伝えられた技術です。
一方でカイロプラクティックはアメリカ発祥の医療技術として発展してきた治療法です。

 

どちらも日常生活や仕事などで生じる骨格の歪みや機能的に異常がある部位を発見し、凝り固まった筋肉をほぐしたり、関節の可動域を広げて骨格の歪みを矯正します。

 

ストーンセラピー

 

50～60℃に温めた石を背中や腰に置いたり、オイルを使ってストーンを身体の上に滑らせてリンパや血液の流れを促進するトリートメントです。

 

使用する石は火山流から作られた火山岩の一種である「玄武岩」です。

玄武岩は密度が高く熱が冷めにくいという特徴があり、石の遠赤外線により身体を芯から温める効果があります。

 

ストーンセラピーはエッセンシャルオイルの香りと相まって、高いリラックス効果も期待できます。

 

アーユルヴェーダ

 

アーユルヴェーダは世界三大医学のひとつで、インド、スリランカ地方でおよそ5,000年もの間、生活健康法として受け継がれています。

 

日本ではアーユルヴェーダと言えばリラクゼーションとして知られており、オイルを使ったボディトリートメントの「アヴィヤンガ」、パウダーを使ったドライマッサージの「ウドゥワルタナ」、額に温かいオイルを流す「シロダーラ」などがあります。

 

目的に合ったボディエステを選ぶことが大切

 

ボディエステにはご紹介した以外にも多くの種類があります。

サロンを選ぶ際には自分の目的や好みに合っているものを選ぶと得られる効果も高くなりますので、エステサロンのホームページなどでどのようなメニューがあるのか確認しておくことが大切です。

 

また、気になるサロンは一度体験して、自分に合っているか見極めるのがおすすめです。